大切な存在を見送ったあと、「何か手元に残しておきたい」「少しでもそばに感じられるものがほしい」と思うことは、自然な気持ちのひとつだと思います。
けれど、気持ちが追いつかないまま、何を選べばいいのか分からず迷ってしまうこともあるかもしれません。そんなときは、無理に急いで何かを決めなくても大丈夫です。
このページでは、思い出をそばに置くためのメモリアルアイテムにはどんなものがあるのか、そして選ぶときにどんなことを大切にするとよいのかを、できるだけやさしく整理しています。今すぐ何かを用意しなければと焦っている方も、まずは落ち着いて読んでみてください。
思い出をそばに置くためのメモリアルアイテムを考える人が多い理由
そばにいるように感じられる形を残したいから
大切な家族の一員を見送ったあと、「何か形としてそばに感じていたい」と思う方は少なくありません。写真を飾ったり、小さなスペースを整えたりすることで、気持ちが少し落ち着くこともあります。
写真だけでは少し足りないと感じることがあるから
もちろん写真だけでも十分ですが、人によっては「もう少し手元に残せるものがあったら」と感じることもあります。遺毛やひげを保管したり、小さな骨壺やメモリアルプレートを置いたりすることで、思い出をやさしく形にしやすくなることがあります。
家族が気持ちを整えるきっかけになることがあるから
メモリアルアイテムは、見送ったあの子を忘れないためだけでなく、残された家族が少しずつ気持ちを整えていくきっかけになることもあります。選び方に正解はないので、それぞれのご家庭に合う形で考えていけば大丈夫です。
メモリアルアイテムにはどんな種類がある?
写真を飾れるフォトフレーム・写真立て
いちばん取り入れやすいのが、写真を飾るためのフォトフレームです。お部屋になじみやすく、特別な準備もいらないので、まずは写真を飾るところから始める方も多くいます。ナチュラルな木製や白を基調にしたものなど、やさしい雰囲気のものは暮らしの中にもなじみやすいです。
遺毛やひげ、爪などを保管するメモリアルケース
遺毛やひげ、爪などを手元に残しておきたい方には、専用のメモリアルケースや小箱もあります。大きなスペースを必要としないため、気持ちに負担をかけすぎずに取り入れやすいのも特徴です。
小さく飾りやすい骨壺・骨壺カバー
遺骨を手元に置いて思い出を大切にしたい場合には、小さめの骨壺や骨壺カバーが選ばれることがあります。最近は、インテリアになじみやすいやわらかな色合いや、シンプルなデザインのものも見られます。
手を合わせる場所を整えやすいミニ仏具・メモリアルセット
小さな花立てやおりん、器などがそろったミニ仏具・メモリアルセットは、「少しだけ手を合わせる場所を整えたい」という方に向いています。大げさになりすぎず、リビングや棚の一角にも置きやすいものが多いです。
身近に持っていたい人向けの遺骨カプセル・アクセサリー
いつもそばに感じていたい方の中には、遺骨カプセルやアクセサリーを選ぶ方もいます。身につけることに抵抗がないか、日常の中で無理なく受け入れられそうかを考えながら選ぶと安心です。
名前や思い出を形に残せる位牌・メモリアルプレート
名前や日付、メッセージなどを残したい場合には、位牌やメモリアルプレートという選択肢もあります。シンプルなものを選べば、重たくなりすぎず、穏やかな雰囲気で飾りやすいでしょう。
メモリアルアイテムを選ぶときに大切にしたいこと
置く場所に合った大きさか
まず考えたいのは、どこに置くかということです。棚の上に置くのか、リビングの一角に飾るのかによって、ちょうどよい大きさは変わってきます。無理のないサイズ感を意識すると、選びやすくなります。
部屋になじみやすい雰囲気か
毎日目に入るものだからこそ、お部屋になじみやすい雰囲気かどうかも大切です。やさしい色合いやシンプルな見た目のものは、暮らしの中にも自然に置きやすい傾向があります。
見たときに気持ちが苦しくなりすぎないか
思い出のために置いたものが、かえって気持ちを強く揺さぶりすぎてしまうこともあります。大切なのは、今の自分にとって無理のない形かどうかです。穏やかに向き合えるものの方が、長く大切にしやすいかもしれません。
長く手元に置きやすい素材や作りか
長くそばに置いておきたいと考えるなら、素材や作りも見ておきたいところです。汚れにくさや壊れにくさ、手入れのしやすさも含めて考えておくと、あとから困りにくくなります。
今の気持ちに無理のないものか
いちばん大切なのは、「今の気持ちに合っているか」だと思います。立派なものを選ばなければいけないわけではありません。今の自分や家族が、無理なく受け入れられそうなものを選べば十分です。
思い出をそばに置く形は、急いで全部そろえなくても大丈夫です
見送った直後は、何も決められなくても自然です
大切な存在を見送った直後は、気持ちが落ち着かず、何をどう選べばいいのか分からなくなってしまうのも自然なことです。そういう時期に、無理にすべてを決めようとしなくても大丈夫です。
まずは写真やお花だけでも十分です
最初は写真を飾ったり、小さなお花を置いたりするだけでも十分です。思い出をそばに置く形はひとつではないので、「まず何かしなければ」と焦りすぎなくて大丈夫です。
必要だと思えたときに少しずつ整えれば大丈夫です
気持ちが少し落ち着いてから、「これがあったらいいかもしれない」と思えるものを少しずつ取り入れていく形でも問題ありません。時間をかけて整えていく方が、納得しやすいこともあります。
迷ったときは、この順番で考えると選びやすくなります
何を手元に残したいのかを考える
まずは、写真を飾りたいのか、遺毛などを残したいのか、手を合わせる場所を整えたいのかを考えてみましょう。どんな形で思い出を残したいのかが見えてくると、必要なものも少しずつ絞りやすくなります。
どこに飾るか、どこに置くかを決める
次に、置く場所を考えます。スペースが限られているなら小さめのもの、家族みんなが見やすい場所に置くならなじみやすいデザインのもの、というように候補を考えやすくなります。
大きさや見た目の方向性を絞る
置き場所が決まったら、大きさや色味、雰囲気を少しずつ絞っていきます。シンプルなものが良いのか、やわらかな印象のものが良いのかを考えると、選びやすくなります。
気持ちに合うものを無理なく選ぶ
最後は、「これなら無理なく受け入れられそう」と思えるものを選ぶことが大切です。何かを選ばないことも含めて、その時の気持ちに合った形で考えてみてください。
参考として見やすいメモリアルアイテムの例
ここでは、思い出をそばに置きたいと考えたときに見やすいアイテムの方向性をまとめています。大切なのは、豪華さよりも「無理なく置けるか」「気持ちに合いそうか」です。必要な方は、参考のひとつとして見てみてください。
やさしい雰囲気で飾りやすいフォトフレーム
最初のひとつとして取り入れやすいのが、やさしい雰囲気のフォトフレームです。ナチュラルカラーやシンプルなデザインのものなら、生活空間にもなじみやすく、穏やかに飾りやすいです。
小さめで置きやすいメモリアルセット
大きな仏壇のようなものではなく、小さな花立てや器がそろったコンパクトなセットも選びやすい選択肢です。必要以上に重たくなりすぎず、落ち着いて手を合わせやすくなります。
保管しやすいメモリアルケース
遺毛やひげなどを大切に残しておきたい方には、保管しやすいメモリアルケースが向いています。見た目が主張しすぎないものなら、手元にも置きやすいでしょう。
シンプルで暮らしになじみやすいアイテム
アイテムを選ぶときは、見た目のやさしさや部屋との相性も大切です。毎日の暮らしの中で無理なく置けるかどうかを意識して、参考になるものを見てみると選びやすくなります。
必要な方は、以下のような参考ページから雰囲気を見てみるのもひとつの方法です。
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メモリアルアイテムでよくある疑問
何も用意しないのはよくないのでしょうか
そのようなことはありません。思い出の残し方は人それぞれで、写真を飾るだけでも十分です。無理に何かを用意しなければいけないわけではありません。
遺骨を手元に置いておくのは問題ありませんか
ご家庭の考え方や地域の慣習によって受け止め方は異なりますが、遺骨の一部や骨壺を自宅で大切に保管すること自体は珍しいことではありません。不安がある場合は、火葬を依頼した業者や自治体の案内なども確認すると安心です。
家族で考え方が違うときはどうすればいいですか
家族によって、手元に残したい気持ちの強さや向き合い方が違うこともあります。誰かひとりの考えだけで決めるのではなく、無理のない範囲で話し合いながら考えていくことが大切です。
しばらく経ってから用意しても大丈夫ですか
もちろん大丈夫です。見送った直後は気持ちの整理が難しいことも多いため、時間が経ってから「やっぱり何か残したい」と思うことも自然な流れです。
まとめ
思い出をそばに置くためのメモリアルアイテムに、決まった正解はありません。大切なのは、立派なものを急いでそろえることではなく、自分やご家族の気持ちに合う形を無理なく選ぶことです。
まずは写真やお花だけでも十分ですし、必要だと感じたときに少しずつ整えていく形でも問題ありません。もし参考になるものを見てみたい場合は、雰囲気や置きやすさを意識しながら、無理のない範囲で候補を探してみてください。
亡くなった直後にすることや、火葬の種類もあわせて確認しておくと、気持ちを整理しやすくなることがあります。