ペット火葬の費用は、火葬方法、体の大きさ、返骨の有無、訪問か施設かといった条件で変わります。
同じ「個別火葬」でも、骨壺や骨袋、出張費、立ち会い、納骨などが料金に含まれるかは事業者ごとに異なります。
ここでは、民間事業者の公式料金表をもとにした費用の目安と、見積もり時に確認したい追加費用を整理します。
ペット火葬の料金は、何で変わる?
火葬の方法
合同火葬、個別一任火葬、立ち会い個別火葬では、費用の目安が異なります。
一般的には、合同火葬より個別火葬、個別一任より立ち会いを含むプランの方が、費用が高くなりやすい傾向があります。ただし、実際に含まれるサービスは事業者ごとに異なります。
体の大きさや体重区分
多くの事業者は、種類だけでなく体重や大きさで料金を分けています。
同じ犬でも、体重区分の境目によって料金が変わることがあります。予約前に、現在の体重と、事業者の区分を確認しておくとよいでしょう。
訪問型か、施設での火葬か
訪問火葬では、対応エリア、出張距離、時間帯、高速料金などによって追加費用がかかる場合があります。
施設で火葬する場合も、火葬後に納骨・埋葬を希望すると別途費用が必要になることがあります。火葬料金だけでなく、希望する見送り方まで含めた総額を確認することが大切です。
個別・合同・立ち会い・訪問火葬の違いを先に整理したいときはこちらです。
民間事業者の料金目安(税込)
以下は、複数の民間ペット火葬事業者の公式料金表をもとにした、2026年6月時点の目安です。
地域、体重区分、プラン内容、返骨や骨壺の有無によって総額は変わります。実際の依頼時は、必ず事業者の料金表と見積もりを確認してください。
| 体の大きさの目安 | 合同火葬 | 個別一任火葬 | 立ち会い個別火葬 |
|---|---|---|---|
| 小動物 1kg未満の目安 |
5,000〜12,000円前後 | 7,000〜20,000円前後 | 20,000〜30,000円前後 |
| 猫・小型犬 〜5kg程度 |
8,000〜20,000円前後 | 18,000〜30,000円前後 | 25,000〜40,000円前後 |
| 中型犬 〜15〜20kg程度 |
15,000〜25,000円前後 | 25,000〜40,000円前後 | 35,000〜50,000円前後 |
| 大型犬 20kg程度〜 |
20,000〜30,000円前後 | 35,000〜55,000円前後 | 45,000〜70,000円前後 |
※民間事業者の火葬プランをもとにした税込目安です。体重区分は事業者ごとに異なります。公営施設の火葬サービスは、返骨・葬儀・供養の内容が異なるため、この表には含めていません。
個別一任火葬・立ち会い個別火葬の違い
個別一任火葬は、その子だけで火葬を行い、収骨を事業者へ任せる形として案内されることがあります。
立ち会い個別火葬は、お別れや収骨にご家族が参加できる形として案内されることがあります。どこまで立ち会えるか、返骨や骨壺が料金に含まれるかは、事業者ごとに確認してください。
個別火葬と合同火葬の違いを、返骨や供養先も含めて確認したいときはこちらです。
料金表を見るときに、含まれるものを確認する
返骨・骨壺・骨袋
個別火葬の料金に、返骨、骨壺、骨袋が含まれている事業者もあれば、それぞれ別料金になる事業者もあります。
返骨を希望する場合は、火葬料金だけでなく、骨壺や骨袋を含めた総額を確認しておくとよいでしょう。
訪問費・エリア加算
訪問火葬では、対応エリア外の出張費、距離に応じた加算、高速料金などが必要になる場合があります。
「出張費無料」と案内されている場合でも、対象地域や条件が決められていることがあるため、自宅の住所で追加費用があるかを確認することが大切です。
夜間・早朝の対応
夜間や早朝の依頼では、時間帯による追加料金が設定されている場合があります。
すぐに依頼したいときは、対応可能な時間だけでなく、時間外料金を含めた総額を聞いておくと考えやすくなります。
納骨・埋葬・供養に関する費用
火葬後に霊園へ納骨する、合同供養を希望する、個別のお墓を利用するなどの場合は、火葬費用とは別に料金が必要になることがあります。
火葬後のことまで考えている場合は、納骨や供養にかかる費用も分けて確認しておくとよいでしょう。
追加料金が案内されやすい項目を、あらかじめ確認したいときはこちらです。
訪問火葬と施設火葬で、確認したい費用
訪問火葬では、当日の場所と時間帯を確認する
訪問火葬では、火葬車がどこで火葬を行うか、近隣への配慮をどうするか、夜間対応に追加料金があるかなどを確認します。
基本料金が低く見えても、出張距離や時間帯によって総額が変わることがあります。
施設火葬では、火葬後の希望も合わせて確認する
施設で火葬する場合は、お迎えや送迎の費用、返骨、骨壺、納骨・埋葬の費用が別に設定されていることがあります。
火葬のみを希望するのか、返骨後に自宅で供養するのか、施設へ納骨するのかによって、必要な費用が変わります。
費用を比べるときは、総額で確認する
表示価格だけで決めない
「◯◯円から」と表示されていても、体重区分、返骨、骨壺、出張、時間帯などの条件によって、実際の総額は変わることがあります。
比較するときは、同じ条件で見積もりを取り、何が含まれているかを揃えて確認するとよいでしょう。
希望を先に伝える
返骨を希望するか、立ち会いを希望するか、訪問か施設かなど、譲れない条件を先に伝えると、比較しやすくなります。
費用を抑えたい場合も、最初に希望を整理しておくことで、必要なサービスまで省いてしまうことを避けやすくなります。
説明が分かりにくいときは、その場で確認する
料金表や見積もりを見ても分からない項目がある場合は、遠慮せずに確認して構いません。
総額、追加費用が発生する条件、返骨や骨壺の扱い、火葬後の供養先を聞いたうえで、納得できる形を考えることが大切です。
問い合わせ時に聞いておきたい質問を、先に整理したいときはこちらです。
火葬事業者を選ぶときの確認ポイントはこちらです。
よくある疑問
小動物の火葬費用はどのくらいですか
民間事業者の料金表では、合同火葬で5,000〜12,000円前後、個別一任火葬で7,000〜20,000円前後、立ち会い個別火葬で20,000〜30,000円前後が目安になります。
種類、大きさ、返骨の有無、訪問か施設かによって変わるため、実際の料金は事業者へ確認してください。
猫・小型犬の火葬費用はどのくらいですか
猫・小型犬では、合同火葬で8,000〜20,000円前後、個別一任火葬で18,000〜30,000円前後、立ち会い個別火葬で25,000〜40,000円前後が目安です。
大型犬は追加料金がかかりますか
大型犬や超大型犬は、体重区分に応じて料金が上がることがあります。事業者の上限体重を超える場合は、要相談や別途見積もりとなることもあります。
訪問火葬は、施設火葬より高いですか
訪問火葬が必ず高いとは限りません。ただし、出張距離、対応エリア、夜間・早朝、高速料金などが総額に影響することがあります。条件を伝えたうえで、総額を確認するとよいでしょう。
表示価格が安い事業者を選んでもよいですか
費用は大切な判断材料です。ただし、火葬方法、返骨、骨壺、出張費、火葬後の供養先などが明確かも確認しておくと、比較しやすくなります。
まとめ
ペット火葬の費用は、火葬方法、体の大きさ、返骨、立ち会い、訪問か施設かによって変わります。
料金表の金額だけで判断せず、返骨や骨壺が含まれるか、出張・時間帯の追加費用があるか、火葬後の供養に別料金がかかるかまで確認することが大切です。
ペットが亡くなったあと、火葬までに進める順番を確認したいときはこちらです。